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赤ちゃんの心とコミュニケーション能力

  生まれ落ちたその瞬間から、赤ちゃんはお母さんやお父さん、そして周りの世界に敏感に反応する能力を持ち、呼応しながら成長して行くことが多く実証されています。

  例えば生まれて20分もしない赤ちゃんが、お父さんが舌を出し入れして見せたことを見て、真似し合いながら「にこっ」と笑う様子がビデオ撮影されています。これを撮影したトレヴァーセンは「人と人とは響きあう」と言っています。

  少し前まで新生児は目がよく見えないと言われてきました。しかし赤ちゃんは、誕生してすぐに目が見えるどころか、お父さんの顔真似ごっこをして遊ぶことさえできるのです。ただし、20センチから25センチくらいの間しか目の焦点が合わないですし、速い動きを追いかけるのも苦手です。

  また、ぬいぐるみなどのようなものでも、人間の目と口のような配置があるものが大好きだということが判っていて、赤ちゃんの前でゆっくり動かすとしっかりと目で追いかけることができます。
また赤ちゃんは音や温度の変化や、匂いまでも敏感に感じるとることが判っています。そんなふうに赤ちゃんがとても感受性が強いということが判ってくると、赤ちゃんとのやりとりがとても楽しくなりませんか? 

  赤ちゃんは、誕生直後にすでにコミュニケーション能力を持っている能動的な存在です。赤ちゃんは勝手に声を出しているのではなく、ちゃんと相手の反応を見ながら声を出しています。赤ちゃんはまだ言葉を話せないけれど感情があり、お母さんとと言葉のない会話をします。それは規則的なリズムがあり声の高さも呼応します。まさに、音楽的コミュニケションが行われているのです。しかし、お母さんが極度に緊張していたり、ストレスを感じながらあやしても、赤ちゃんとうまく呼応できません。こんな時、赤ちゃんはほとんど例外なく泣き出してしまうのです。
  つまり、赤ちゃんは心を持って生まれてきているのです。

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